2023年卒の高卒生との出会いを楽しみにしています!後編

こんにちは、株式会社三光電氣の青木隆です。

前回のブログ『2023年卒の高卒生との出会いを楽しみにしています!前編』の
後編となる内容です。

前編では、三光電氣が手塩にかけて構築した育成体制の3つのポイントのうち
以下の2つを紹介しました。

1つ目は、電工職人である以前に社会人としての自覚と姿勢を身に付けてもらうこと。

2つ目は、半年間に及ぶ現場経験とフォロー教育のサイクル

後編では、最後の1つと成果を紹介したいと思います。

3.親心のあるマネジメント

最後の1つにデジタル化やAIなど格好の良い言葉が出てこず拍子抜けされた方もいるかもしれません。

もちろん人事をデジタル化できる体制が整えば良いとも考えています。

しかし、最後の1つは『親心のあるマネジメント』です。

ただ、このマネジメントを組織でやってのけようとすると、案外難しいことです。

例えば、上司Aはやらせて自ら学ばせる放任的マネジメント、上司Bは手取り足取り過保護的マネジメント。

そもそも親心という言葉はあいまいです。

親は十人十色なので、マネジメントもそれ同様。
その人によって異なる価値観をコントロールすることはとても難しいのです。

しかし、三光電氣には同族経営で長年かけて培った「親心」「仲間意識」といった企業文化や風土があります。

三光電氣として親心のあるマネジメントを行う。

現場の安全、本人の安全のため、危険行動に対しては厳しく指摘をする。

仲間が困っていれば協力的に助ける。

やる気があれば挑戦させてみる。

少しのミスは想定内、次なる成長のために反省を促す。

正しい倫理観から外れた行動は指摘をする。

などなど。

高卒者は社会に出たばかりで、頭を急に学生から社会人に切り替えることはできません。

成功と失敗と反省を繰り返しながら、成長の方向性を会社が責任をもって指し示し
その方向へ成長を後押しすることが会社の責務だと考えています。

さて、刷新した新入社員育成プログラムですが、効果は大きく想定以上でした。

そのため、一部プログラムを中途採用にも応用しました。

そして、今年の高卒新入社員は、
すでにいくつかの現場で着々とスキルと知識を身に着けています。

写真左の現場は、工程的には始まったばかりの新築現場です。

まだ建物の床や壁がない状態の時に床の中に埋めてしまう電線の通り道を配置しています。

また、写真右は別の現場で、ここでは床はあり、壁が徐々にでき始めているさらに先の工程になります。

この現場では、天井裏を通る電線の通り道を構築する作業になります。

このように、彼は今、大阪梅田の高層ビルや大阪市内の複合施設や病院の新築現場を行き来しています。

異なる現場で点として理解する断片的な工程と工程を本社フォローを通してつなぎ合わせながら、
電気工事全体の流れを理解していきます。

はじめは、道具も材料もわからない状態でしたが、今では前後の工程の理解や施工図の理解、
材料の類似材料の知識など、本社フォローを介して一歩一歩着実に成長しているところです。

来年、彼が新たな新入生の手本となり、最も身近な先輩として成長を促し、
ともに成長していく姿を楽しみにしています。

目指せ!「11名」採用!!

2023年の新たな出会いを楽しみにしています。

では、また次回のブログで!

~関西 電気工事は三光電氣にお任せを~